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【ソウスケ君とおばあちゃん】

(先取り注釈:「教材」とは何か、なぜ「教材」は必要なのか、その効用は何か、ソウスケ君とおばあちゃんの間に起きたことがその答えだと思います。中野記)
*「孫育て新発見記⑰」をこのページに掲載しました。
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ソウスケ君とひらがな

 ソウスケ君は保育園から帰ってきて久しぶりにおばあちゃんの家に遊びに来ました。
いつものように、スーパーボールの入っている籠をひっくりかえして家中にばらまきました。それでスーパーボールの遊びはおしまいです。
 おもちゃの戸棚から自分で「くもん式磁石あいうえお盤すうじ盤50つき」を初めて選んで持ってきました。保育園のおともだち「ひより」ちゃんの「ひ」を覚えてきたようで、「ひ」を探します。ひらがな文字を見つけると私が「はひふへほのひだよ」と言って五十音の枠の文字を指さして誘導しました。そうしてソウスケ君は落ち着いて全部のひらがなを文字盤の位置におけました。

 次に裏返して数字をよみます。一桁の数字は大分読めます。二けたになると24は「4と2」13は「3と1」というように一桁の数字から読みます。そしてとうとう50個の数字を全部入れました。
 暫く遊んでママが「帰りますよ。」と言ったら素直に家に帰れました。おばあちゃんはちょっと安心しました。ソウスケ君は分かりやすい規則は守れるのだ。満足したら終わりにできるのだ。という事を私は学びました。
 日常の遊びではとても乱暴に見えるソウスケ君ですが、文字をはめる学習は丁寧で正確にできました。お友達の名前など興味のあること、分かりやすく整然とした課題は取り組みやすいのだと思います。


スーパーボールとビー玉
 おばあちゃんの家の戸棚には大きなお菓子の缶の中に沢山のスーパーボールとビー玉が入れてあります。ソウスケ君はそれを見つけるといつもはみんな家中にばらまいてしまいます。
 そこで円柱型の味付け海苔の空のケースが二つあったので、私はソウスケ君に「こっちにスーパーボール入れてね」「こちらはビー玉を入れて」と提案しました。課題が見つかるとスーパーボールとビー玉を選んで二つの入れ物に入れ始めました。そして丁寧に見比べて最後まで入れました。
 やることが分かればそれに向かいます。自由に遊ぶというのはとても難しいのかもしれません。だからみんなひっくり返して終わりにするのです。


満足したら
 夕方になって、パパもママもおうちに帰ろうと誘います。ソウスケ君は1㎝四方の色とりどりのビーズを見本の下敷きの絵の上にはめ込む「モザイクパズル」をやりたがりました。とても時間がかかりそうでみんなで違うおもちゃをすすめてみましたが、ソウスケ君は今はそれ以外は絶対に受け付けません。仕方がないのでパパとママが手伝いながらお家の絵のパズルを始めました。
 少しお手伝いをしてほしいようで、みんなで少しずつ手伝って満足して出来上がった作品を写真にとって終わりにできました。お土産のおやつをもらって道を隔てて目の前にあるお家に帰って行きました。
 ソウスケ君は安心の手触りがフワフワの羊の形の毛布をいつも持ち歩いています。それなのに今日はその安心の毛布を置いて帰ってしまいました。
 すぐに持って行ってやりましたが、おばあちゃんはちょっと嬉しかったです。
抱っこして
 朝、ソウスケ君が嬉しそうに私を見つけて戸を開けたので近づいていくと、「だっこ!」と言って飛びついてきます。ちょっと脈があります。おじいちゃんが「おいで」と手を出すと、恥ずかしそうにママに縋り付きます。おじいちゃんはまだまだですね。
 子どもの実態は人と人の間に生まれます。ソウスケ君との良い関係が少しずつ積み重ねられて仲良くなれることを願っています。


【コメント】中野尚彦
「教材」とは何か、なぜ「教材」は必要なのか、その効用は何か、ソウスケ君とおばあちゃんの間に起きたことがその答えだと思います。

Hくんと教材(文字と数の基礎学習より)

  →文字と数の基礎学習



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